海外での日本酒ブーム

日本酒は今、新時代に突入している!
今回は【海外での日本酒ブーム】について解説します!

<海外需要>
近年、海外で日本酒ブームが起こっていることをご存知でしょうか?
2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、これをきっかけに海外での日本酒人気が高まっているのです!

和食は、「自然の尊重」という日本人の精神を体現した食に関する「社会的慣習」 であることが評価されて無形文化財に選ばれました!

ユネスコ無形文化遺産登録後、下記のような変化が起こっています。
①海外の日本食レストラン増加
②農林水産物、食品の輸出額増加
③訪日外国人観光客数、旅行消費額の増加

<輸出金額の増加・輸出金額上位15か国>
清酒の輸出金額は2010年以降13年連続で最高記録を更新しています!
輸出金額上位の国を見ると、中華人民共和国が約141億円(前年比137.8%)、次いでアメリカ合衆国が約109億円(前年比114.0%)となっており、3位の香港は約71億円(前年比76.4%)と前年の金額を下回りましたが、2020年は輸出額1位だったのです!

この輸出額の飛躍的増加は、中国の富裕層へのビザ緩和による日本旅行ブーム、
香港の酒税撤廃(アルコール度数30%以下のお酒に対して)、
そして世界各国の健康意識の上昇から和食が注目され、和食とともに日本酒を嗜む人が増えたことが要因と言われています。
また、コロナ渦で外出が制限され、家飲みで高級な日本酒の需要が増えたことも一つの要因と言えるでしょう。

<高級日本酒の需要>
昔は輸出時の日本酒の温度管理などが悪く、海外では品質の落ちた日本酒を熱燗で飲んでいました。
今では冷蔵輸送の管理が普及し、品質を保ったまま流通が可能になりました。
また、冷酒をワイングラスで飲むスタイルなど、これまでの日本酒のイメージが一新され、プレミアムな日本酒も注目を浴びています。

今後も日本酒海外事情から目が離せません!

今回、海外における日本酒について解説させていただきましたが、次回は国内での日本酒事情を中心にお送り致します!
次回の投稿もお楽しみに!

 

 

Instagramはこちら♪

関連記事